- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済の動き
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<概況>
米国経済は底堅い景気を持続している。11月30日の地区連銀の報合において、FRBは「景気拡大の勢いが鈍ってきた」と発表したが、最近の生産・消費の各指標、及び11月の雇用統計において非農業部門の雇用増加数が予想を上回る大幅な増加であったことなどからみれば、依然経済は力強いと判断できよう。
一方日本経済は、4-6月期の踊り場を脱し再び力強い拡大を続けている。7-9月期の実質GNP成長率(速報)は前期比年率で9.3%という高成長を記録した。これは民間設備投資と個人消費を中心に内需が引き続き好調なのに加え、外需(経常海外余剰)も輪出の増勢で1年ぶりにプラスに転じたことなどによるものである。またミクロの企業の動向についても、この時期は為替が円安に振れた時期であり、円ベースでの輸出価格も上昇してきており、企業の輸出採算は向上してきている。11月調査の日銀短観によると、主要企業の業況判断DIは、輸出型業種が内需型業種を、円高の始まったS60年9月のG5プラザ合意以来初めて上回った。
(1989年01月01日「調査月報」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年06月16日
マスク着用のメンタルヘルスへの影響(1)-コロナ禍の研究を経て分かっていること/いないこと -
2025年06月13日
DeepSeekに見るAIの未来-近年のAI進化の背景とは -
2025年06月13日
年齢制限をすり抜ける小学生たち-α世代のSNS利用のリアル -
2025年06月13日
インド消費者物価(25年5月)~5月のCPI上昇率は+2.8%、食品価格の低下が続いて6年ぶりの低水準に -
2025年06月13日
欧州保険会社が2024年のSFCR(ソルベンシー財務状況報告書)を公表(2)-SCRの算出(内部モデルの使用状況と分散効果の状況等)-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【経済の動き】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
経済の動きのレポート Topへ