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明治22年に全国に市制が布かれ、その年に誕生した市は、来年、満百年を数えます。同じ年にスター卜した日本生命も、来年、創業百周年を迎えますが、これを記念して本年7月(創業記念月)に「ニッセイ基礎研究所」が設立され、事業を開始いたしました。
ニッセイ基礎研究所は、国の内外の経済や金融問題をはじめ、都市開発、生活保障サービスに至る幅広い分野についての基礎的な調査研究を目的としております。
最近、シンクタンクの設立が産業の各界で進められています。こうした現象は、わが国の社会経済並びに事業を取り巻く環境変化の大きさと目まぐるしさが、物ごとの本質的な理解と将来展望を一層必要としており、専門研究機関であるシンクタンクの役割が、益々重要性を増しているという証左ではないかと考えます。ニッセイ基礎研究所は、たった今子呱々の声を上げたばかりですが、品質の高い研究成果の提供を通じて社会の諸ニーズにお応えできるよう、関係者一同努力して参る所存でございます。
当研究所では、研究成果を各種の出版物の発行等の形でお届けする予定にしておりますが、この度その第一号として「調査月報」を創刊することとなりました。この月報は、従来、日本生命が発行していました「経済レポート」を発展的に吸収し、「調査月報」と改称のうえ、内容の一新を図ったものであります。
この月報では、国の内外の経済・金融・産業の動きやマク口的分析に加えて、社会生活環境等の総合的な開発構想、地域活性化の方策等の都市開発に関する分野、さらには高齢化社会の到来に伴う社会環境、公的・私的年金制度や医療保障制度等の生活保障サービス全般に関する分野など、幅広い領域にわたるテーマを逐次取り上げ、生命保険事業を基盤として誕生した当研究所の一つの個性的側面を生かした構成を考えて参ります。また研究にあたっては、一般的な調査研究に加えて、一歩踏み込んだ提言型、問題解決型の研究を行い、わが国社会経済の発展に寄与して参りたいと念じております。
「調査月報」はただ今スター卜したばかりでございますが、今後、皆様のご支援とご理解を頂戴しつつ、ニッセイ基礎研究所の刊行にふさわしく最質ともに一層の充実を図って参りたく考えております。
ご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。
(1988年07月01日「調査月報」)
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