2000年05月19日

米国版・MonthlyGDPを開発:米国は年率2%成長へ鈍化

日本大学経済学部教授 小巻 泰之

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

<日米Monthly GDPによる景気判断>

(日本)1-3 月期はうるう年要因等から前期比2.6%の高成長。99 年度は0.6%と政府見通し達成。4-6 月期はうるう年要因の反動あるもIT 関連好調を背景にプラス成長を維持。生産統計の年間補正後の状況を勘案しても、景気の谷は99 年4月。
(米国)金融引締め効果の浸透から、成長率は年率2%台とやや鈍化へ。2000/4-6 月期は前期比年率2.3%、7-9 月期同2.8%。

<今週の焦点:IT投資の波及効果は期待薄(P5参照)>

  • IT投資の拡大が他の産業に波及することは期待できない。
  • 前回(94-96 年時)の状況に比し、今回のIT 関連投資はパソコン等ハード向け投資は振るわず、牽引役はソフト関連にとどまっている。

(2000年05月19日「Weekly エコノミスト・レター」)

このレポートの関連カテゴリ

Xでシェアする Facebookでシェアする

日本大学経済学部教授 小巻 泰之

研究・専門分野

日本大学経済学部教授 小巻 泰之のレポート

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【米国版・MonthlyGDPを開発:米国は年率2%成長へ鈍化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

米国版・MonthlyGDPを開発:米国は年率2%成長へ鈍化のレポート Topへ