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自動運転の社会実装に向けて(前編)-前橋市・群馬大学の取組事例からのインプリケーションを中心に
社会研究部
上席研究員 百嶋 徹
生活研究部
准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任 坊 美生子
前橋市は、我が国の自治体の中で、自動運転バスの社会実装に向けていち早く取り組んできたが、筆者は、その取組みのキーパーソンである、群馬大学大学院理工学府准教授・同大学次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS:Center for Research on Adoption of NextGen Transportation Systems)副センター長の小木津武樹氏、前橋市未来創造部参事兼交通政策課長の細谷精一氏の両氏と2021年8月18日に対談する機会を得た。対談の内容については、「ジェロントロジー対談:自動運転は地域課題を解決するか~群馬大学のオープンイノベーションの現場から」と題した弊社発行レターにて3回に分けて詳細に報告した。
この対談から、自動運転システムを社会実装・実用化していくための考え方や課題について、多くの示唆が得られた。そこで本稿と次稿の2編にわたり、対談から得られたインプリケーションを中心に、筆者のこれまでの研究を踏まえた上で、自動運転の社会実装の在り方について改めて詳細に考察することとしたい。まず、前編の本稿では、自動運転の社会実装について議論する上で、最もベーシックな論点となるテクノロジーおよび走行領域設定の視点を中心に考察したい。
なお、ここでは、自動運転システムを実装する対象としては、オーナーカー(自家用車)というより、主としてサービスカー(バスやタクシーなど移動サービス向け車両)を想定して議論を進めることとする。
■目次
1――はじめに
2――対談で議論した主要な項目
3――自動運転の社会実装の在り方に関わる考察
1|テクノロジーの視点
──国の技術ポートフォリオとして「枯れた技術」と「最先端技術」を併せ持つ重要性
2|ODDの設定の考え方
4――前編のむすびにかえて
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