2021年09月03日

インド経済の見通し~感染爆発の第2波を乗り越えたが、感染リスクがくすぶり、当面は緩慢な回復が続く(2021年度+9.2%、2022年度+6.3%)

経済研究部 准主任研究員   斉藤 誠

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■要旨
 
  • インド経済は4-6月期の成長率が前年同期比+20.1%(1-3月期:同+1.6%)となった。
     
  • 4-6月期の成長率の大幅な上昇は主にベースの効果の影響が大きい。4-6月期は感染第2波の深刻化と州独自の都市封鎖の影響で経済活動が冷え込んだが、全土封鎖が敷かれた前年同期と比べて実質GDPの落ち込みが小幅に止まったため、成長率(前年同期比)は上昇した。
     
  • 経済の先行きは、感染第2波からの回復局面が続くが、人流の増加により感染リスクが再び高まり、緩慢な回復が続きそうだ。来年はワクチンの普及に伴う経済活動の正常化が進むなかで対面型サービス業を中心に持ち直し、景気回復は安定感が増していくとみられる。21年度の成長率は、前年度の実質GDPが低水準だったことによる反動増により前年度比+9.2%(20年度:同▲7.3%)に上昇、22年度が同+6.3%を予想する。


■目次

・経済概況:昨年の都市封鎖の反動増で過去最高の上昇率に
・経済見通し:当面は感染リスクがくすぶり緩慢な回復、来年はワクチン普及に伴い回復強まる
・(物価の動向)供給網混乱による押し上げ圧力は和らぐが、内需回復によって横ばいの推移
・(金融政策の動向)来年前半まで金利据え置きを予想
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経済研究部   准主任研究員

斉藤 誠 (さいとう まこと)

研究・専門分野
東南アジア経済、インド経済

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【インド経済の見通し~感染爆発の第2波を乗り越えたが、感染リスクがくすぶり、当面は緩慢な回復が続く(2021年度+9.2%、2022年度+6.3%)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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