2020年03月09日

Z世代の情報処理と消費行動(6)-「ウチら」と「わたし」

生活研究部 研究員   廣瀨 涼

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■要旨

“kemio”という名前を聞いたことがあるだろうか。彼は現代のティーンに影響力を持つ、いわゆる“インフルエンサー”の一人である。若者の代弁者として、彼の一挙一動が注目されており、昨年には『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』というタイトルの書籍を出版した。ここでいう「ウチら」とは誰のことを意味するのか。具体的な意味は書かれてはいなかったが「自身の存在は自分の周りの人間関係によって成立するため、自分は他人によって成立する。他人あっての自分であるため、自分のことを“ウチら”と呼んでいる」と筆者は読み解いた。これは、Z世代の特徴である「協調したい」という価値観や「私たちに合っているか」という指向の側面を強く垣間見ることができる。本レポートではこの「ウチら」という言葉の意味について検討し、「ウチら」という複数の人数によって成立する主格と「わたし」という個人によって成立する主格の違いを比較する。

■目次

1――「ウチら」て誰のこと?
2――2つのウチら
3――では「わたし」とは誰のことか
4――まとめ
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廣瀨 涼 (ひろせ りょう)

研究・専門分野
消費文化、マーケティング、ブランド論、サブカルチャー、テーマパーク、ノスタルジア

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【Z世代の情報処理と消費行動(6)-「ウチら」と「わたし」】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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