2021年03月15日

関西のスタートアップ・エコシステム構築への期待 

中村 洋介

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■要旨
 
  • 近年、関西でスタートアップ・エコシステムを構築しようという機運が高まっており、行政や経済界等がスタートアップ支援に動きつつある。
     
  • しかしながら、日本におけるスタートアップの拠点としては、東京が頭一つ抜きん出ているのが現状である。
     
  • 関西は着実に歩みを進めているものの、次々とスタートアップが生まれ育つような、広がりと厚みがある自律的なエコシステムを短期間で作り上げるのは簡単ではない。
     
  • 新型コロナウイルスの影響拡大等、不確実性の高い環境が続く中でも支援を続けていく覚悟が求められる。
     
  • 大阪・関西万博という大きなプロジェクトを軸に、ライフサイエンス・ヘルスケア産業の振興、スーパーシティ構想、そしてスタートアップ・エコシステム構築が結び付き、大きな成長ストーリーを描くことができるのか、今後の展開に注目したい。


■目次

1――はじめに
2――関西で高まる機運
  1|スタートアップ・エコシステム拠点都市の認定
  2|J-Startup KANSAI
  3|有力な海外投資家の活動
3――関西の現状
4――課題
5――おわりに
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中村 洋介

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レポート紹介

【関西のスタートアップ・エコシステム構築への期待 】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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