- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- インド経済の見通し~封鎖解除が進むも、厳しい感染対策の継続で景気回復は緩やかに。20年度は二桁マイナス成長を予想。(2020年度▲10.4%、2021年度+11.8%)
インド経済の見通し~封鎖解除が進むも、厳しい感染対策の継続で景気回復は緩やかに。20年度は二桁マイナス成長を予想。(2020年度▲10.4%、2021年度+11.8%)

経済研究部 准主任研究員 斉藤 誠
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
- インド経済は4-6月期の成長率が▲23.9%となり、1-3月期の同+3.1%から大幅に減少した。
- 4-6月期はインド政府が3月下旬に実施した全土封鎖の影響が本格化、6月に段階的な封鎖解除をスタートしたが、新型コロナの感染拡大を受けて経済の正常化が遅れて民間部門を中心に急減した。
- 9月に段階的な封鎖解除の第4期をスタートするなど現在は大半の経済活動が再開しており、7-9月期のGDPは持ち直すとみられる。しかし、インドは新型コロナの新規感染者数が世界トップに位置しており、外出の自粛やソーシャルディスタンスの確保等により、その後の回復ペースは緩やかなものとなるとみられる。20年度の成長率は▲10.4%と大幅なマイナス成長となり、21年度は経済の正常化が進んで成長率が+11.8%に上昇すると予想する。
■目次
・経済概況:都市封鎖の影響が本格化、過去最大の落ち込み
・経済見通し:感染対策による経済正常化の遅れで過去最大のマイナス成長に
・(物価の動向)農業生産の回復で食品インフレは沈静化
・(金融政策の動向)年内1回の追加利下げを予想
(2020年09月07日「基礎研レター」)

03-3512-1780
- 【職歴】
2008年 日本生命保険相互会社入社
2012年 ニッセイ基礎研究所へ
2014年 アジア新興国の経済調査を担当
2018年8月より現職
斉藤 誠のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/06/13 | インド消費者物価(25年5月)~5月のCPI上昇率は+2.8%、食品価格の低下が続いて6年ぶりの低水準に | 斉藤 誠 | 経済・金融フラッシュ |
2025/06/12 | インド株式市場における国内投資家の存在感と資金構造の変化 | 斉藤 誠 | 基礎研レポート |
2025/06/09 | インド経済の見通し~金融・財政政策の下支えにより+6%台半ばの堅調な成長が続く | 斉藤 誠 | Weekly エコノミスト・レター |
2025/05/19 | マレーシア経済:25年1-3月期の成長率は前年同期比+4.4%~鉱業輸出が減少、3四半期連続の景気減速に | 斉藤 誠 | 経済・金融フラッシュ |
新着記事
-
2025年06月13日
インド消費者物価(25年5月)~5月のCPI上昇率は+2.8%、食品価格の低下が続いて6年ぶりの低水準に -
2025年06月13日
年齢制限をすり抜ける小学生たち -
2025年06月13日
欧州保険会社が2024年のSFCR(ソルベンシー財務状況報告書)を公表(2)-SCRの算出(内部モデルの使用状況と分散効果の状況等)- -
2025年06月13日
DeepSeekに見るAIの未来 -近年のAI進化の背景とは -
2025年06月13日
株主提案による役員選任議案-フジメディア・ホールディングス
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【インド経済の見通し~封鎖解除が進むも、厳しい感染対策の継続で景気回復は緩やかに。20年度は二桁マイナス成長を予想。(2020年度▲10.4%、2021年度+11.8%)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
インド経済の見通し~封鎖解除が進むも、厳しい感染対策の継続で景気回復は緩やかに。20年度は二桁マイナス成長を予想。(2020年度▲10.4%、2021年度+11.8%)のレポート Topへ