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- 米ドル/円のヘッジコストが9月に高騰する理由
2018年10月15日
■要旨
- 2018年9月の米ドル/円のヘッジコスト(米ドルの資金調達コスト)は、月末にかけて3.14%にまで急上昇し、ヘッジ付き米国債利回り(10年)は-0.08%にまで低下した。
- 9月にヘッジコストが上昇するのは、国際的に活動する金融機関に課せられる金融規制に関連した季節的な要因といえる。
- しかしながら、2018年9月は季節要因以上にヘッジコストが上昇したものと考えられる。
- ヘッジコストとSOFR(翌日物のレポ取引に基づく金利)との連動性に着目すると、9月の利上げに伴って翌日物の資金調達コストが上昇した分についても、通貨スワップ市場とレポ市場の間で調整が働いたと考えられる。
(2018年10月15日「基礎研レター」)
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経歴
- 【職歴】
2005年4月 住友信託銀行株式会社(現 三井住友信託銀行株式会社)入社
2014年9月 株式会社ニッセイ基礎研究所 入社
2021年7月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・経済産業省「キャッシュレスの普及加速に向けた基盤強化事業」における検討会委員(2022年)
・経済産業省 割賦販売小委員会委員(産業構造審議会臨時委員)(2023年)
【著書】
成城大学経済研究所 研究報告No.88
『日本のキャッシュレス化の進展状況と金融リテラシーの影響』
著者:ニッセイ基礎研究所 福本勇樹
出版社:成城大学経済研究所
発行年月:2020年02月
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