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- ユーロ圏失業率(2025年6月)-過去最低水準の6.2%で横ばい
2025年08月01日
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1.結果の概要:失業率は6.2%
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:主要4か国すべてで失業者が減少
ユーロ圏(20か国)の6月の失業率は過去最低水準の6.2%となり、5月(6.2%)から横ばいだった。なお、過去データは5月分がわずかに改善方向に改定された(5月6.3%→6.2%)。
失業者数は6月の前月差で6.2万人減と減少に転じた。主要4か国ではイタリア(▲7.1万人)、スペイン(▲2.7万人)、フランス(▲1.0万人)、ドイツ(▲0.3万人)といずれも減少だった。失業者数はコロナ禍前より97万人少なく、スペイン(コロナ禍前比▲71万人)が大きく、次いでイタリア(同▲26万人)がやや減少に寄与している。一方、ドイツはコロナ禍前より18万人失業者が多い(図表3)。
6月の若年失業率は14.1%となり、5月(14.3%)から低下し、過去最低水準(23年3月の14.0%)に迫った。なお、若年失業率も過去データがわずかに改善方向に修正されている(5月14.4%→14.3%)。若年失業者数は6月で224.1万人(前月差▲3.4万人)と減少し、若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.5万人)を下回っている(図表4)。
失業者数は6月の前月差で6.2万人減と減少に転じた。主要4か国ではイタリア(▲7.1万人)、スペイン(▲2.7万人)、フランス(▲1.0万人)、ドイツ(▲0.3万人)といずれも減少だった。失業者数はコロナ禍前より97万人少なく、スペイン(コロナ禍前比▲71万人)が大きく、次いでイタリア(同▲26万人)がやや減少に寄与している。一方、ドイツはコロナ禍前より18万人失業者が多い(図表3)。
6月の若年失業率は14.1%となり、5月(14.3%)から低下し、過去最低水準(23年3月の14.0%)に迫った。なお、若年失業率も過去データがわずかに改善方向に修正されている(5月14.4%→14.3%)。若年失業者数は6月で224.1万人(前月差▲3.4万人)と減少し、若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.5万人)を下回っている(図表4)。
(2025年08月01日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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