2023年09月28日

プチ・バブルが懸念される米国株式

金融研究部 主任研究員 前山 裕亮

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■要旨
 
  • 米国株式は2023年に入って上昇し、高値圏での推移が続いている。2023年は円安も進行したため、特に円建てでみると日本株式並みに上昇している。
     
  • 6月以降、米国株式投信の買付も膨らんでおり、米国株式が高値圏での推移が続く中でも積極的に投資する個人投資家が増えている様子である。
     
  • しかし、米国株式自体は生成AIなどによる今後の利益成長を織り込んでいるだけかもしれないが、割高でプチ・バブルになっている可能性もある。
     
  • 現時点では単なる期待先行なのか期待過剰なプチ・バブルなのか分かりかねるため、あまり楽観視しない方がよいと思われる。


■目次

1――高値圏での推移
2――膨らむ米株投信への買付
3――指標上では割高
4――期待先行か、それともプチ・バブルか
5――最後に
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金融研究部   主任研究員

前山 裕亮 (まえやま ゆうすけ)

研究・専門分野
株式市場・投資信託・資産運用全般

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和総研入社
    2009年 大和証券キャピタル・マーケッツ(現大和証券)
    2012年 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
    2014年 ニッセイ基礎研究所 金融研究部
    2022年7月より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員
     ・投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」 客員研究員(2020・2021年度)

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【プチ・バブルが懸念される米国株式】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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