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- 米住宅着工・許可件数(22年6月)-前月に続き、戸建て着工件数の減速が顕著
2022年07月20日
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1.結果の概要:着工件数は市場予想を下回った一方、許可件数は市場予想を上回る
2.結果の評価:前月に続き、着工・許可件数ともに戸建ての減速が顕著
住宅着工件数の伸びは前月比▲2.0%(前月:▲11.9%)とマイナス幅は縮小したものの、2ヵ月連続でマイナスとなった(図表3)。内訳をみると、集合住宅が+10.3%(前月:▲17.2%)と前月のマイナスから2桁のプラスに転じた一方、戸建てが▲8.1%(前月:▲9.0%)と前月に続き大幅なマイナスとなって全体を押し下げた。これで戸建てのマイナスは4ヵ月連続となった。
前年同月比でも▲6.3%(前月:▲0.9%)と前月から2ヵ月連続のマイナスとなった。内訳をみると、集合住宅が+15.6%(前月:+5.7%)と11カ月連続のプラスを維持した一方、戸建てが▲15.7%(前月:▲3.8%)と前月からマイナス幅が拡大して全体を押し下げた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が+0.9%ポイント(前月:+0.4%ポイント)と2ヵ月連続のプラスとなったほか、西部が+0.8%ポイント(前月:▲4.3%ポイント)とプラスに転じた。一方、中西部が▲1.1%ポイント(前月:+0.8%ポイント)と前月からマイナスに転じたほか、南部が▲2.6%ポイント(前月:▲8.8%ポイント)と、前月に続いてマイナスとなり全体を押し下げた。
前年同月比でも▲6.3%(前月:▲0.9%)と前月から2ヵ月連続のマイナスとなった。内訳をみると、集合住宅が+15.6%(前月:+5.7%)と11カ月連続のプラスを維持した一方、戸建てが▲15.7%(前月:▲3.8%)と前月からマイナス幅が拡大して全体を押し下げた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が+0.9%ポイント(前月:+0.4%ポイント)と2ヵ月連続のプラスとなったほか、西部が+0.8%ポイント(前月:▲4.3%ポイント)とプラスに転じた。一方、中西部が▲1.1%ポイント(前月:+0.8%ポイント)と前月からマイナスに転じたほか、南部が▲2.6%ポイント(前月:▲8.8%ポイント)と、前月に続いてマイナスとなり全体を押し下げた。
先行指標である住宅着工許可件数は、前月比▲0.6%(前月:▲7.0%)とマイナス幅は縮小したものの、3ヵ月連続でマイナスとなった(図表5)。こちらも集合住宅が+11.5%(前月:▲9.8%)とプラスに転じた一方、戸建てが▲8.0%(前月:▲5.2%)と4ヵ月連続でマイナスとなったほか、前月からマイナス幅が拡大して全体を押し下げた(図表6)。
前年同月比は+1.4%(前月:+0.2%)とこちらは5ヵ月連続のプラスとなったほか、前月からプラス幅が拡大した。戸建てが▲11.4%(前月:▲7.6%)と4ヵ月連続でマイナスとなったほか、前月からマイナス幅が拡大した一方、集合住宅が+26.0%(前月:+16.5%)と4ヵ月連続で2桁の伸びを維持して全体を押し上げた。
前年同月比は+1.4%(前月:+0.2%)とこちらは5ヵ月連続のプラスとなったほか、前月からプラス幅が拡大した。戸建てが▲11.4%(前月:▲7.6%)と4ヵ月連続でマイナスとなったほか、前月からマイナス幅が拡大した一方、集合住宅が+26.0%(前月:+16.5%)と4ヵ月連続で2桁の伸びを維持して全体を押し上げた。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2022年07月20日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1824
経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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