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医療の質のとらえかた-障害調整生存年 (DALY) で各国の主要疾患をみてみよう

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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医療の質を確保しながら、効果的に医療政策を推し進めることは簡単ではない。医療の質をどのようにとらえるか、が難しいためだ。
医療政策の立案・検討の際には、医療の質をどうとらえるか、が議論されてきた。1990年代に世界保健機関(WHO)や世界銀行はDALYという指標をもとに医療の質を定量化するようになった。本稿では、DALYについて、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――障害調整生存年 (DALY) とは
1|QALYは医療政策の検討にはあまり適していない
2|DALYは医療などの政策目標と整合しやすい
3|1 DALYは、本来健康な状態で過ごすはずだった人生を、1年失ったことを意味
4|DALYに対する批判がなされてきた
3――主要国のDALYの比較
1|日本は、男女ともヨーロッパ諸国と同様の水準
2|日本は、アメリカやイギリスに比べて、悪性新生物や感覚器障害の影響が大きい
3|日本は、約20年間で神経疾患や感覚器障害の影響が増大
4――おわりに (私見)
(2022年04月01日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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