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- ソフトバンクGがカギを握る日経平均3万円回復の現実味
2021年06月12日
■要旨
今年2月に30年以上ぶりに3万円を回復して話題になった日経平均株価は、5月中旬には2万7,400円台まで10%近く下落。その後も戻りが鈍く2万9,000円の足場を固められない状況が続いている。
株価下落と業績改善見込みで、伝統的な投資指標(PER)は割安な水準まで下がったように“見える”が、ソフトバンクグループの業績見通しを過大評価している可能性があり、実質的には割安と言い切れない。
今後、日経平均が実力で3万円を超えられるかは、ソフトバンクグループの業績動向が大きなカギを握っている。
◆ポイント
今年2月に30年以上ぶりに3万円を回復して話題になった日経平均株価は、5月中旬には2万7,400円台まで10%近く下落。その後も戻りが鈍く2万9,000円の足場を固められない状況が続いている。
株価下落と業績改善見込みで、伝統的な投資指標(PER)は割安な水準まで下がったように“見える”が、ソフトバンクグループの業績見通しを過大評価している可能性があり、実質的には割安と言い切れない。
今後、日経平均が実力で3万円を超えられるかは、ソフトバンクグループの業績動向が大きなカギを握っている。
◆ポイント
- 上場企業の2022年3月期は大幅増益の見込み
- 日経平均のPERは下限メドの14倍程度で割安に“見える”
- 影響度が高いソフトバンクグループの業績を過大評価している可能性がある
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