2021年04月12日

えひめ結婚支援センターにおけるイベント成婚「年の差」分析結果-「年の差婚」の正しい認識が成功のカギ-

生活研究部 人口動態シニアリサーチャー   天野 馨南子

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■要旨

東京圏への20代人口を中心とした男女アンバランスな人口集中が10年以上続く中、転出超過エリアにおける未婚化問題の深刻化が予想される。
 
愛媛県の自治体型結婚支援センターは、47都道府県で21番目に設立されたセンターであるものの、愛媛県法人会連合会が「未婚化がもたらす企業の黒字倒産問題を解決する」という目標を活動の柱の1つとして運営する全国でも珍しい運営目標をあわせもつセンターである。このため設立以来、イベント開催やAIを搭載したマッチングシステムを活用したお見合いなど非常に意欲的な活動が続けられており、2020年夏においてセンターイベントで交際にいたったカップルだけでも約8000組近くに達している。
 
筆者は同センターのデータ活用アドバイザーであるが、今回、愛媛県法人会連合会、ならびに愛媛県の協力の下、同センターイベントに参加し交際に至った約8000組のデータをもとに、センターイベントによって結婚に至ったカップルが、一体どのような年齢差の結婚を果たしたのかについて分析を行った。全国の自治体センターから「支援の際の悩み」として頻出する年齢差問題について光をあててみたい。
 
参加者の結婚希望を果たすためにボランティアで活動する200名の愛媛県の結婚支援サポーター、ならびにセンターイベントに参加する男女、その親族の結婚希望達成に向けた正確な知識の一助となれば幸いである。
 
また、今回の分析結果は、自治体型結婚支援センターの成婚数を挙げるためにあるべき戦略、また、地方における人口流出問題の未婚化への影響について示唆に富む結果をも示している。
エリアの人口の未来を心から願うすべての関係者にご一読いただくことを推奨したい。

■目次

はじめに-独自の目標を掲げるセンターの姿
1――結婚支援イベント参加者における成婚分析結果
  1-1 平均成婚年齢差は2歳で全国平均並み/揺るがない成婚トレンド
  1-2 5歳差までに成婚の7割が集中/イベント設計に工夫を
2――「同級生婚」に課題/20代人口県外転出の影響か
3――イベント成婚分析結果から
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生活研究部   人口動態シニアリサーチャー

天野 馨南子 (あまの かなこ)

研究・専門分野
人口動態に関する諸問題-(特に)少子化対策・東京一極集中・女性活躍推進

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レポート紹介

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