- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 資産運用・資産形成 >
- 投資信託 >
- コロナ禍のバランス型ファンド
2021年03月19日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
■目次
1――はじめに
2――分散効果が限定的だったコロナ・ショック
3――コロナ・ショックでの下落幅はリスク性資産の組入れ具合に左右
4――ショック後はショック時の下落以上に反発
5――組入比率を機動的に変更しているファンドでは?
6――TAA型は明確な違いが確認できず
7――リスク・コントロール型はショック後の回復局面で劣後
8――最後に
- バランス型ファンドは2020年2-3月のコロナ・ショックで、分散投資の効果があまり効かず下落した。ただ、ショック後は一転して反発し、多くのファンドが足元では基準価額がショック前の元の水準まで戻っている。
- バランス型ファンドを保有している投資家にとっては、ショック時に基準価額が下がったところで売却せずに保有し続けてさえいれば、ショックの影響は軽微であったといえるだろう。
- なお、バランス型ファンドの中で組入比率を機動的に変更しているファンドがあるが、そのようなファンドは一長一短あり、コロナ禍で必ずしも高パフォーマンスをあげているわけではなかった。コロナ禍でのパフォーマンスを見る限りでは、こうしたファンドを積極的に選ぶ必要はないのかもしれない。
■目次
1――はじめに
2――分散効果が限定的だったコロナ・ショック
3――コロナ・ショックでの下落幅はリスク性資産の組入れ具合に左右
4――ショック後はショック時の下落以上に反発
5――組入比率を機動的に変更しているファンドでは?
6――TAA型は明確な違いが確認できず
7――リスク・コントロール型はショック後の回復局面で劣後
8――最後に
(2021年03月19日「基礎研レポート」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1785
経歴
- 【職歴】
2008年 大和総研入社
2009年 大和証券キャピタル・マーケッツ(現大和証券)
2012年 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
2014年 ニッセイ基礎研究所 金融研究部
2022年7月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」 客員研究員(2020・2021年度)
前山 裕亮のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/08 | 3月時点では米関税政策を静観~2025年3月の投信動向~ | 前山 裕亮 | 研究員の眼 |
2025/03/28 | 新NISAの現状 | 前山 裕亮 | 研究員の眼 |
2025/03/21 | 米国株式、3つの誤算 | 前山 裕亮 | 研究員の眼 |
2025/03/11 | 1月の投信爆買いの反動か?~2025年2月の投信動向~ | 前山 裕亮 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~ -
2025年04月30日
「スター・ウォーズ」ファン同士をつなぐ“SWAG”とは-今日もまたエンタメの話でも。(第5話) -
2025年04月30日
米中摩擦に対し、持久戦に備える中国-トランプ関税の打撃に耐えるため、多方面にわたり対策を強化 -
2025年04月30日
米国個人年金販売額は2024年も過去最高を更新-トランプ関税政策で今後の動向は不透明に-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【コロナ禍のバランス型ファンド】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
コロナ禍のバランス型ファンドのレポート Topへ