2020年07月31日

新型コロナウイルスのグローバルM&Aマーケットへの影響-各国で広がる外資規制の強化

金融研究部 准主任研究員・ESG推進室兼任 原田 哲志

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■要旨

新型コロナウイルスの流行の影響を受けて、世界のM&A取引は低調となっている。これは、企業業績の悪化や移動制限により企業買収に必要な現地調査が難しくなっていることなどが背景となっている。

また、新型コロナウイルスの流行による生活必需品や医療品の深刻な不足が起こった。こうしたことから、国民を守るために何が必要かという点で、世界の見方が大きく変化している。こうした背景から世界各国で外資規制を強化する動きが相次いでいる。新型コロナウイルスをきっかけとしてグローバルM&Aを取り巻く状況は大きく変化している。

■目次

1――コロナ禍により急減した世界のM&A取引
2――大型買収案件の中止
3――世界各国で広がる外資規制の強化
4――おわりに

(2020年07月31日「基礎研レポート」)

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金融研究部   准主任研究員・ESG推進室兼任

原田 哲志 (はらだ さとし)

研究・専門分野
資産運用、ESG

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
         大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
    2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)

    【加入団体等】
     ・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
     ・修士(工学)

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