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- 米住宅着工・許可件数(20年4月)-着工件数は89.1万件と前月比▲30.2%の大幅な落ち込み、市場予想(90.0万件)も下回る
2020年05月20日
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1.結果の概要:着工、許可件数ともに前月から大幅下落、許可件数は予想を上回る
2.結果の評価:新型コロナの影響で2ヵ月連続大幅下落も、足元で底打ちの兆し
住宅着工件数の伸びは、前月比▲30.2%(前月:▲18.6%)と1959年の統計開始以来最大の落ち込みとなった(図表3)。内訳をみると、戸建てが▲25.4%(前月:▲15.8%)、集合住宅も▲40.5%(前月:▲24.0%)といずれも前月に続いて2桁の大幅な落ち込みとなった(図表4)。
前年同月比では▲29.7%(前月:+6.1%)と19年5月(▲4.9%)以来のマイナスに転じたほか、09年10月(▲31.3%)以来の下落率となった。また、戸建てが▲24.8%(前月:+3.7%)と11年4月(▲26.7%)以来、集合住宅が▲40.2%(前月:+11.6%)と10年2月(▲65.2%)以来の下落率となった。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が▲2.7%ポイント(前月:▲2.7%ポイント)、中西部が▲1.8%ポイント(前月:▲2.7%ポイント)、南部が▲14.7%ポイント(前月:▲9.6%ポイント)、西部が▲11.1%ポイント(前月:▲3.5%ポイント)と全ての地域で前月に続きマイナスとなった。
前年同月比では▲29.7%(前月:+6.1%)と19年5月(▲4.9%)以来のマイナスに転じたほか、09年10月(▲31.3%)以来の下落率となった。また、戸建てが▲24.8%(前月:+3.7%)と11年4月(▲26.7%)以来、集合住宅が▲40.2%(前月:+11.6%)と10年2月(▲65.2%)以来の下落率となった。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が▲2.7%ポイント(前月:▲2.7%ポイント)、中西部が▲1.8%ポイント(前月:▲2.7%ポイント)、南部が▲14.7%ポイント(前月:▲9.6%ポイント)、西部が▲11.1%ポイント(前月:▲3.5%ポイント)と全ての地域で前月に続きマイナスとなった。

指数の内訳は販売現況が42(前月:36)、販売見込みが46(前月:36)、客足が21(前月:13)と3指数ともに反発がみられた。
同協会は、新型コロナに関連して国土安全保障省から、建設業が絶対不可欠なインフラ労働者に指定され、自宅待機命令の対象外となり、殆どの建設従業者が仕事を維持できていることが、5月の信頼感回復に繋がったとしている。このため、5月の着工件数は底打ちする可能性もでている。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2020年05月20日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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