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- 米住宅着工・許可件数(20年2月)-着工件数は159.9万件と前月(162.4万件)を下回る一方、市場予想(150.0万件)は上回る
2020年03月19日
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1.結果の概要:着工件数は市場予想を上回るも、許可件数は予想を下回る
2.結果の評価:2月は良好な気候もあって好調だが、3月以降は悪化へ
住宅着工件数の伸びは、前月比▲1.5%(前月:+1.4%)と5ヵ月ぶりにマイナスに転じた(図表3)。内訳をみると、戸建てが+6.7%(前月:▲4.9%)と前月からプラスに転じたものの、集合住宅が▲14.9%(前月:+13.8%)と大幅なマイナスに転じ、全体を押し下げた(図表4)。
前年同月比では+39.2%(前月:+25.8%)と9ヵ月連続のプラスとなった。戸建てが+35.4%(前月:+4.0%)となったほか、集合住宅も+47.6%(前月:+90.5%)と2桁の大幅な増加となった。米海洋大気庁によれば、12月から2月にかけて暖冬が続いており、2月の平均気温は過去126年間で3番目の高さとなったようだ。着工件数の12月からの好調は暖冬が影響した可能性が高い。
地域別寄与度(前月比)は、中西部が1.8%ポイント(前月:▲3.6%ポイント)、南部が+7.2%ポイント(前月:▲2.2%ポイント)と前月からプラスに転じたものの、北東部が▲5.5%ポイント(前月:+4.6%ポイント)、西部が▲5.1%ポイント(前月:+2.7%ポイント)と前月からマイナスに転じ、全体を押し下げた。
前年同月比では+39.2%(前月:+25.8%)と9ヵ月連続のプラスとなった。戸建てが+35.4%(前月:+4.0%)となったほか、集合住宅も+47.6%(前月:+90.5%)と2桁の大幅な増加となった。米海洋大気庁によれば、12月から2月にかけて暖冬が続いており、2月の平均気温は過去126年間で3番目の高さとなったようだ。着工件数の12月からの好調は暖冬が影響した可能性が高い。
地域別寄与度(前月比)は、中西部が1.8%ポイント(前月:▲3.6%ポイント)、南部が+7.2%ポイント(前月:▲2.2%ポイント)と前月からプラスに転じたものの、北東部が▲5.5%ポイント(前月:+4.6%ポイント)、西部が▲5.1%ポイント(前月:+2.7%ポイント)と前月からマイナスに転じ、全体を押し下げた。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2020年03月19日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1824
経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
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