2015年11月10日

欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) イタリアの生命保険市場―欧州危機を乗り越えて成長する貯蓄・投資商品中心のマーケット―

松岡 博司

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■要旨

イタリアの生保市場は規模で世界第6位に位置する生保マーケットである。
金融危機時とその後の欧州債務危機時、イタリアの生保業界は業績悪化に見舞われたが、その都度、回復し、2013年以降は好業績を享受している。
最近の業績好調の主な理由は、低金利状態が継続する中、投資家の関心が、銀行預金等から、中期貯蓄・投資手段としての生命保険へ移動したこと。
イタリアでは生保商品は、保障商品としてではなく、中期の貯蓄・投資商品として販売されている。
そのため、販売チャネル面でも、バンカシュランス、ファイナンシャルプロモーター(アドバイザー)という、貯蓄・投資商品の販売に適したチャネルが活用されている。

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松岡 博司

研究・専門分野

(2015年11月10日「基礎研レター」)

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