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- わが国の不動産投資市場規模(2024年)~「収益不動産」の資産規模は約315.1兆円(前回比+25.7兆円)。すべての用途が前回調査から拡大
わが国の不動産投資市場規模(2024年)~「収益不動産」の資産規模は約315.1兆円(前回比+25.7兆円)。すべての用途が前回調査から拡大
金融研究部 上席研究員 吉田 資
株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 事業部長 主任研究員 室 剛朗
株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 研究員 藤野 玲於奈
株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 研究員 宮野 慎也
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- 日本の不動産投資市場は、コロナ禍を経ても、引き続き好調を維持している。不動産投資市場の将来を見通すにあたり、投資対象となる「収益不動産」の資産規模がどれくらいであるのか。また、その内訳を「用途別」や「エリア別」に継続して把握することは重要だと考えられる。
- ニッセイ基礎研究所と価値総合研究所は共同で、わが国の不動産投資市場規模に関する調査を実施しており、本調査は今回で4回目となる。
- 調査の結果、日本における「収益不動産」の資産規模は約315.1兆円(前回比+25.7兆円、+8.9%)、「投資適格不動産」の資産規模は約194.6兆円(前回比+15.6兆円、+8.7%)と推計された。
- 「収益不動産」を用途別にみると、「オフィス」が約109.7兆円(占率35%)と最も大きく、次いで「賃貸住宅」が約83.2兆円(26%)、「商業施設」が約69.7兆円(22%)、「物流施設」が約35.5兆円(11%)、「ホテル」が約17.0兆円(5%)と推計された。
- 「オフィス」は前回比+6%、「賃貸住宅」は同+8%、「商業施設」は同+3%、「物流施設」は同+12%、「ホテル」は同+71%となり、すべての用途が前回調査から拡大した。
1.はじめに
2.「収益不動産ストック」の推計
2-1.推計方法と推計結果
2-2.「用途別」にみた資産規模
2-3.資産規模推計の基礎データ
2-4.立地別にみた商業施設の資産規模
【参考資料】用途別にみた「収益不動産ストック」の詳細
(2024年12月27日「不動産投資レポート」)
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