2020年07月16日

コロナ禍の10代の不安

第1回 新型コロナによる暮らしの変化に関する調査~10代編

生活研究部 上席研究員   久我 尚子
生活研究部 主任研究員   井上 智紀

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■要旨
 
  • 最も多いのは「自分の感染」(60.2%)であり、次いで僅差で「家族の感染」(60.0%)、「友人・知人の感染」(56.9%)、「自分が感染源になる」(42.1%)と、感染関連の不安が上位に並ぶ。一方、「SNSの利用が増えてネット上のトラブルが増加」といったインターネット関連のトラブルに対する不安は10%未満である。
     
  • 全体的に女性の方が男性より不安が強く、「運動不足で太ったり不健康になる」などで男性を大きく上回る。大学受験を控える高校生などは「勉強の遅れによる学力低下」、大学生は「運動不足で太ったり不健康になる」や「生活リズムが戻らない」、「友人と会えずに距離ができる」、「海外留学や旅行の機会減少」、家族と別居の若者は「家族の感染」や「コロナうつ」などが目立つ。
     
  • 外出や学校活動などの外出行動全般が減った層は「自分の感染」などの感染不安や「運動不足で太ったり不健康になる」などの不健全な生活不安、「勉強の遅れによる学力低下」などの進学・就職不安が目立つ。これは、感染不安から外出行動を控える一方で、通学などの外出行動が減ったことで進学・就職や不健全な生活、友人との距離などへの不安が生じているという両面があるだろう。


■目次

1――はじめに
 ~大人より早くから生活変化の影響を受けた10代、新型コロナに対する不安は?
2――コロナ禍の不安~9割超が不安
  1|全体・性別
  ~91.9%は何らかの不安あり、自分や家族、友人・知人の感染への不安が5割以上
  2|性別
  ~男性86.7%、女性97.1%に何らかの不安あり、女性は運動不足で太る不安が男性の2倍以上
  3|学生種別
  ~高校生は勉強の遅れ、大学生は生活の乱れや友人との距離、留学機会の減少等が不安
  4|家族との同居状態別
  ~別居は自分より家族の感染が不安、人と会う機会が減り「コロナうつ」も不安
  5|外出行動で減ったもの別
  ~外出行動減少層で感染不安や不健全な生活不安、進学・就職不安が強い

3――おわりに
 ~将来、コロナ世代と言われないような進学・就職、成長機会の環境整備が必要
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生活研究部

久我 尚子 (くが なおこ)

生活研究部

井上 智紀 (いのうえ ともき)

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【コロナ禍の10代の不安】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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