2015年06月03日

利下げ局面の終了が近づくインド

経済研究部 准主任研究員 斉藤 誠

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昨年の原油価格の下落は、インドの高インフレを和らげ、金融引き締め策の緩和が可能になるなど経済の追い風となった。しかし、足元では原油価格の底入れやモンスーン期の雨不足予報などから、先行きの利下げ余地には限りが見える。インドの株式市場は期待と実態の乖離が意識され始めており、更なる株高には実体経済の回復と構造改革の進展が求められている。

(2015年06月03日「ニッセイ年金ストラテジー」)

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経済研究部   准主任研究員

斉藤 誠 (さいとう まこと)

研究・専門分野
東南アジア経済、インド経済

経歴
  • 【職歴】
     2008年 日本生命保険相互会社入社
     2012年 ニッセイ基礎研究所へ
     2014年 アジア新興国の経済調査を担当
     2018年8月より現職

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