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- ユーロ圏失業率(2025年1月)-失業率は6.2%、若年失業率も低下基調
2025年03月05日
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1.結果の概要:失業率は6.2%と低位で推移
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:若年失業率も14.1%まで低下
ユーロ圏(20か国)の1月の失業率は6.2%となった。24年12月以前の過去データが若干改善方向に更新され(12月6.3→6.2%、10月6.3→6.2%(11月変わらず6.2%))、結果として10月に統計データ公表以来の最低値(6.2%)を記録した後、4か月連続で横ばい推移となった。
失業者数は1月の前月差で4.2万人減だった。6月から11月まで6か月連続で失業者数が減少した後、12月は増加に転じたが再び減少している。主要4か国で見るとフランス(1.9万人)、ドイツ(0.9万人)が増加、スペイン(▲3.7万人)、イタリア(▲0.9万人)が減少した。スペインは12か月連続での低下となる。失業者数はコロナ禍前より108万人少なく、スペイン(コロナ禍前比▲75万人)が大きく、イタリア(同▲26万人)も減少に寄与している(図表3)。
1月の若年失業率は14.1%となり、12月(14.2%)から若干低下した。また、過去データが大幅に改善方向に修正され(12月:14.8→14.2%、11月:14.9→14.4%、10月:14.9→14.5%、9月14.8→14.7%など)、水準が低下方向に修正されたほか、横ばい圏の動きから緩やかな低下基調に修正されている。若年失業者数は12月で226.3万人(前月差+0.3万人)と増加したが、若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.0万人)を下回っている(図表4)。
失業者数は1月の前月差で4.2万人減だった。6月から11月まで6か月連続で失業者数が減少した後、12月は増加に転じたが再び減少している。主要4か国で見るとフランス(1.9万人)、ドイツ(0.9万人)が増加、スペイン(▲3.7万人)、イタリア(▲0.9万人)が減少した。スペインは12か月連続での低下となる。失業者数はコロナ禍前より108万人少なく、スペイン(コロナ禍前比▲75万人)が大きく、イタリア(同▲26万人)も減少に寄与している(図表3)。
1月の若年失業率は14.1%となり、12月(14.2%)から若干低下した。また、過去データが大幅に改善方向に修正され(12月:14.8→14.2%、11月:14.9→14.4%、10月:14.9→14.5%、9月14.8→14.7%など)、水準が低下方向に修正されたほか、横ばい圏の動きから緩やかな低下基調に修正されている。若年失業者数は12月で226.3万人(前月差+0.3万人)と増加したが、若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.0万人)を下回っている(図表4)。
(2025年03月05日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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