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ふるさと納税のデフォルト使途-ふるさと納税の使途は誰が選択しているのか?

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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大多数の地方公共団体では、ふるさと納税の際に使途が選択できるようになっており、全体的にみると「子ども・子育て」や「教育・人づくり」分野の使途が人気のようだ。しかし、地方公共団体別に見ると人気の使途は大きく異なる。寄付者によって好みの使途は異なるとはいえ、多数の寄付者の選択の合計で見ると平均的な姿に収束するはずだが、そうなっていない。本稿では、サンプル調査により、使途のデフォルト(既定値)設定の有無及び、使途の表示順と、使途別寄付金額との関係を調べた。その上で、返礼品が目的の寄付者の多くが、使途のデフォルトや表示順に左右されている現状を明らかにした。
更に、意図的か意図的でないかまでは分からないが、地方公共団体が、使途のデフォルト設定や使途の表示順の決定を通じて寄付者の使途選択に大きく影響している可能性を指摘する。
■目次
1――はじめに
2――デフォルト設定や使途の表示順に誘導される寄付者
1|仮説と確認方法
2|結果
3――デフォルト設定や使途の表示順によって地方公共団体が誘導しているかもしれない
1|仮説と確認方法
2|結果
4――まとめ
(2024年04月19日「基礎研レポート」)
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03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
高岡 和佳子のレポート
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