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- 成約事例で見る東京都心部のオフィス市場動向(2023年上期)-「オフィス拡張移転DI」の動向
2023年08月25日
■要旨
本稿では、三幸エステートとニッセイ基礎研究所の共同研究の一部であるオフィス拡張移転DIを中心に、2023年上期の企業のオフィス移転動向を概観した。
東京のオフィス拡張移転DIをビルクラス別・業種別に分析することで、以下3点がわかった。
(1)オフィス拡張移転DIは、2023年第1四半期にコロナ禍前の水準を一時的に回復したものの、第2四半期は反落しており、オフィス需要は依然として力強さは欠ける
(2)ビルクラス別では、BクラスビルとCクラスビルがコロナ禍前の水準を回復した一方、Aクラスビルは頭打ちとなっている
(3)業種別では、コロナ禍前の水準を回復する業種がある一方、「製造業」と「情報通信業」が伸び悩んでおり、業種間の二極化が進行している。ただし、「製造業」と「情報通信業」のオフィス需要を抑制してきた一部要因は解消しつつある。
■目次
はじめに
1――企業のオフィス移転動向は活況
2――オフィス拡張意欲は急回復も一時的、回復ペースはビルクラス・業種間で二極化
1|オフィス拡張移転DIはコロナ禍前水準を回復も一時的
2| B・Cクラスビルはコロナ禍前水準を回復もAクラスビルは頭打ち
3|コロナ禍前水準を回復する業種がある一方、「製造業」と「情報通信業」が伸び悩み
3――おわりに
【参考資料】
本稿では、三幸エステートとニッセイ基礎研究所の共同研究の一部であるオフィス拡張移転DIを中心に、2023年上期の企業のオフィス移転動向を概観した。
東京のオフィス拡張移転DIをビルクラス別・業種別に分析することで、以下3点がわかった。
(1)オフィス拡張移転DIは、2023年第1四半期にコロナ禍前の水準を一時的に回復したものの、第2四半期は反落しており、オフィス需要は依然として力強さは欠ける
(2)ビルクラス別では、BクラスビルとCクラスビルがコロナ禍前の水準を回復した一方、Aクラスビルは頭打ちとなっている
(3)業種別では、コロナ禍前の水準を回復する業種がある一方、「製造業」と「情報通信業」が伸び悩んでおり、業種間の二極化が進行している。ただし、「製造業」と「情報通信業」のオフィス需要を抑制してきた一部要因は解消しつつある。
■目次
はじめに
1――企業のオフィス移転動向は活況
2――オフィス拡張意欲は急回復も一時的、回復ペースはビルクラス・業種間で二極化
1|オフィス拡張移転DIはコロナ禍前水準を回復も一時的
2| B・Cクラスビルはコロナ禍前水準を回復もAクラスビルは頭打ち
3|コロナ禍前水準を回復する業種がある一方、「製造業」と「情報通信業」が伸び悩み
3――おわりに
【参考資料】
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経歴
- 【職歴】 2006年4月 住友信託銀行(現 三井住友信託銀行) 2013年10月 国際石油開発帝石(現 INPEX) 2015年9月 ニッセイ基礎研究所 2019年1月 ラサール不動産投資顧問 2020年5月 ニッセイ基礎研究所 2022年7月より現職 【加入団体等】 ・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター ・日本証券アナリスト協会検定会員
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