2021年08月05日

インフルエンザワクチン接種者の新型コロナワクチン接種意向

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

保険研究部 准主任研究員 岩﨑 敬子

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■要旨

インフルエンザのワクチンを接種している人は新型コロナワクチンも接種する傾向があることが指摘されている。

そこで、本稿では、まず、インフルエンザのワクチン接種と、新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種に関連があることを確認した。ワクチンによって感染症の予防を行おうとする意識は、人によって異なると考えられる。

次いで、3月上旬に国内で初めて報じられたアナフィラキシー事例が、ワクチン接種意向がある人にも影響を与えている可能性があることを確認した。アナフィラキシーを含めて副反応についての情報が増えている中で、予防効果を認識しつつも、アナフィラキシーを含めた副反応への不安から接種に踏み出せない人がいることを示唆していると考えられる。

■目次

1――はじめに
2――調査概要
3――新型コロナワクチンの接種意向とインフルエンザワクチンの接種者割合
  1|新型コロナワクチンの接種意向
  2|インフルエンザワクチンの接種割合
4――調査時点の「アナフィラキシーショック」への注目状況
5――新型コロナワクチン接種意向とインフルエンザワクチン接種及びアナフィラキシーショック
 への注目
6――おわりに
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保険研究部

村松 容子 (むらまつ ようこ)

保険研究部

岩﨑 敬子 (いわさき けいこ)

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