- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 医療保険制度 >
- バイオセイムの展開-医薬品の開発・販売競争は、ますます激化
バイオセイムの展開-医薬品の開発・販売競争は、ますます激化

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
近年、医薬品開発において、バイオ医薬品の注目が高まっている。特許期間が終了したバイオ医薬品には、「バイオシミラー」という低価格の後続医薬品が作られて、徐々に市場に出てきている。
これに対して、先行薬メーカーは、「バイオセイム」を投入して、バイオシミラーの市場への侵入を封じようとしている。医薬品の開発・販売競争は、ますます激化している。
本稿では、バイオ医薬品、バイオシミラー、バイオセイムの現状についてみていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――バイオ医薬品の動向
1|バイオ医薬品の製造には、微生物や動物細胞の機能が利用される
2|バイオ医薬品は分子量が大きく、注射剤となることが多い
3|バイオ医薬品は薬価が高額となる傾向
4|バイオ医薬品は近年急激に拡大している
3――バイオシミラーとジェネリック医薬品の相違点
1|バイオシミラーは、先行品と有効性・安全性が全く同じというわけではない
2|初収載時のバイオシミラーの薬価は、原則として、先行品の7割水準
3|現在までに日本で承認されたバイオシミラーは、13成分25品目
4――バイオセイムの登場
1|AGは、新薬メーカーが後続薬市場を囲い込むための手段
2|日本初のバイオセイムが2019年に発売された
5――おわりに (私見)
(2020年09月14日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/20 | 「次元の呪い」への対処-モデルの精度を上げるにはどうしたらよいか? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/13 | チェス盤を用いた伝心-愛情と計算力があれば心は通じる? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/09 | 国民負担率 24年度45.8%の見込み-高齢化を背景に、欧州諸国との差は徐々に縮小 | 篠原 拓也 | 基礎研マンスリー |
2025/05/07 | ドリームジャンボの希望2025-今年はどんな夢を描く? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年05月23日
金融システムの安定性に関わる人工知能(AI)の利点とリスク(英国)-イングランド銀行金融安定政策委員会の公表資料より -
2025年05月23日
中国経済:2025~26年の見通し-米中の緊張緩和で成長率「+5%前後」目標の達成に一筋の光明 -
2025年05月23日
特定大規模乗合保険募集人制度導入等に係る保険業法改正 -
2025年05月23日
消費者物価(全国25年4月)-食料の上昇ペースが一段と加速 -
2025年05月23日
「気になるけれど始めない」躊躇する潜在投資家-NISA“意向”者への理解を深める
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【バイオセイムの展開-医薬品の開発・販売競争は、ますます激化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
バイオセイムの展開-医薬品の開発・販売競争は、ますます激化のレポート Topへ