- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 保険 >
- 保険会社経営 >
- 高齢者の死亡率-超高齢層では、死亡率は収束していくのか?
高齢者の死亡率-超高齢層では、死亡率は収束していくのか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
イギリスでは、高齢者の死亡率の調査が進められている。2019年、アクチュアリー会の作業部会は、最終報告書を公表した。その内容は、イギリスだけではなく、世界でもっとも高齢化が進む日本にとっても、参考となる点が多いものと考えられる。本稿では、その内容を紹介することとしたい。
■目次
1――はじめに
2――高齢者死亡率に関するこれまでの研究
1|2015年の報告書では、高齢者のデータ品質について検討した
2|2017年の報告書では、国民データ推計の改善策を示した
3|2018年の報告書では、高齢層での死亡率の補整法について具体的な提案を行った
3――高齢層への補外の方法 (WP100より)
1|高齢層を3つの年齢区分に分ける
2|高齢層で参照死亡率に漸近収束させる
3|部分集団の高齢者死亡率の作成においては、収束先年齢や交叉回避の検討も必要となる
4――補外法の適用
1|HAMWP法は、年金加入者用死亡率に最初に適用された
2|HAMWP法は、年金受給者の死亡率にも適用された
3|HAMWP法は、定期保険の死亡率の補外には適用されなかった
5――補外法を用いた年金制度の死亡率分析
1|各年金制度のデータはランダム性が強いことがうかがわれた
2|超高齢層での死亡率の低下は残存データの影響によるものかどうか?
6――おわりに (私見)
(2020年03月10日「保険・年金フォーカス」)
このレポートの関連カテゴリ

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/27 | 気候指数 2024年データへの更新-日本の気候の極端さは1971年以降の最高水準を大幅に更新 | 篠原 拓也 | 基礎研レポート |
2025/05/20 | 「次元の呪い」への対処-モデルの精度を上げるにはどうしたらよいか? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/13 | チェス盤を用いた伝心-愛情と計算力があれば心は通じる? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/09 | 国民負担率 24年度45.8%の見込み-高齢化を背景に、欧州諸国との差は徐々に縮小 | 篠原 拓也 | 基礎研マンスリー |
新着記事
-
2025年06月09日
米国経済の見通し-対中関税引き下げから景気後退懸念は緩和も、政策の予見可能性の低さから経済見通しは不透明 -
2025年06月09日
2025・2026年度経済見通し-25年1-3月期GDP2次速報後改定 -
2025年06月09日
米雇用統計(25年5月)-5月の非農業部門雇用者数は市場予想を上回った一方、過去2ヵ月分が大幅に下方修正 -
2025年06月06日
止まらない「現金離れ」~「現金」の未来を考える -
2025年06月06日
ECB政策理事会-2%目標を概ね達成、金利水準は「良い位置」
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【高齢者の死亡率-超高齢層では、死亡率は収束していくのか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
高齢者の死亡率-超高齢層では、死亡率は収束していくのか?のレポート Topへ