- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 暮らし >
- 人口動態 >
- 強まる「女性」東京一極集中(2)~転出男女アンバランス 都道府県ランキング-高まる地方男性の未婚化環境-
コラム
2020年03月09日
強まる「女性」東京一極集中(2)~転出男女アンバランス 都道府県ランキング-高まる地方男性の未婚化環境-
03-3512-1878
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
全国的には居住地変更の結果として、男性の1.3倍の女性が入れ替わっているが・・・
強まる「女性」東京一極集中(1)でも結果を示したが、全国的には男性の1.31倍、女性が多く都道府県間で入れ替っている、という結果となった。2018年の1.35倍に引き続き、女性の地方から都市への定着傾向は変わらないままである。
しかし、男性に比べて多くの女性を社会移動によって失っているアンバランス度合いは道府県によってかなり格差が生じている。
2015年の国勢調査結果では、50歳時点で婚歴のない男性が4人に1人に対し、女性は7人に1人であり、実数でも割合でも男性の未婚化が女性の未婚化を圧倒しているが、このように社会減によって道府県から男性に比べて沢山の女性を出せば出すほど、さらに男性の未婚化傾向は高まることになる。
以上の懸念から、社会減による転出の男女アンバランス度合いに、今回は特に注目してみてみることとしたい。
1 2018年の総数における流入超過と男女の内訳が合わないことに関しては、2019年と異なり、男女の転入と転出がプラスマイナス逆になっているエリア(大阪府や群馬県)が存在していることに起因する。総数では転入超過または転出超過のいずれかに属しているエリアが、男性と女性それぞれのケースでは、転入超過と転出超過それぞれ別に属することとなるエリアがでてくることによって生じる。
2015年の国勢調査結果では、50歳時点で婚歴のない男性が4人に1人に対し、女性は7人に1人であり、実数でも割合でも男性の未婚化が女性の未婚化を圧倒しているが、このように社会減によって道府県から男性に比べて沢山の女性を出せば出すほど、さらに男性の未婚化傾向は高まることになる。
以上の懸念から、社会減による転出の男女アンバランス度合いに、今回は特に注目してみてみることとしたい。
1 2018年の総数における流入超過と男女の内訳が合わないことに関しては、2019年と異なり、男女の転入と転出がプラスマイナス逆になっているエリア(大阪府や群馬県)が存在していることに起因する。総数では転入超過または転出超過のいずれかに属しているエリアが、男性と女性それぞれのケースでは、転入超過と転出超過それぞれ別に属することとなるエリアがでてくることによって生じる。
全国平均以上のアンバランスエリアは19エリア―トップは28倍の格差
男性の2倍以上の女性が減少した「女性減少突出型エリア」は群馬県、大分県、岩手県、山口県の4エリアである。
女性に比べ男性の未婚化は全国すべてのエリアで顕著であるが、女性定着(出さない、のではなく、流出入バランスをとる)につながる施策を早急に考えなくてはならないエリアといえる。
格差が2倍まではいかないものの、男性の1.5倍以上女性が減少したエリアは8エリアであった。北海道、岡山県、鹿児島県、石川県、静岡県、福島県、三重県、岐阜県、である。
この中のあるエリアからは、「結婚応援イベントを開催しても男性しかこない」という女性不足の状況に陥っているとの報告も受けている。
通常、男性よりも女性の方が結婚活動イベントには積極参加がみられる2中で、それでも女性が集まらない、という状況は重く受け止めなければならない。
2 結婚関連イベントへの参加において女性が多い傾向から「女性の方が結婚できない、未婚化している」という誤った未婚化の認識をもつ支援者がいる。統計的には逆であり、結婚イベントへの参加意欲・関心度の高さなど行動選好の違いによって参加格差が起きている。女性の方が男性より積極的に結婚イベントにでてくる傾向があるからこそ、結果的に女性の方が未婚化していない、という見方もできる。
女性に比べ男性の未婚化は全国すべてのエリアで顕著であるが、女性定着(出さない、のではなく、流出入バランスをとる)につながる施策を早急に考えなくてはならないエリアといえる。
格差が2倍まではいかないものの、男性の1.5倍以上女性が減少したエリアは8エリアであった。北海道、岡山県、鹿児島県、石川県、静岡県、福島県、三重県、岐阜県、である。
この中のあるエリアからは、「結婚応援イベントを開催しても男性しかこない」という女性不足の状況に陥っているとの報告も受けている。
通常、男性よりも女性の方が結婚活動イベントには積極参加がみられる2中で、それでも女性が集まらない、という状況は重く受け止めなければならない。
2 結婚関連イベントへの参加において女性が多い傾向から「女性の方が結婚できない、未婚化している」という誤った未婚化の認識をもつ支援者がいる。統計的には逆であり、結婚イベントへの参加意欲・関心度の高さなど行動選好の違いによって参加格差が起きている。女性の方が男性より積極的に結婚イベントにでてくる傾向があるからこそ、結果的に女性の方が未婚化していない、という見方もできる。
(2020年03月09日「研究員の眼」)
このレポートの関連カテゴリ
関連レポート
- 令和元年2019人口動態データ分析-強まる東京「女性」一極集中(1)~追い上げをみせる大阪府、愛知県は社会減エリアへ
- 人口減少社会データ解説「なぜ東京都の子ども人口だけが増加するのか」(上)-10年間エリア子ども人口の増減、都道府県出生率と相関ならず-
- データで見る「東京一極集中」東京と地方の人口の動きを探る(上・流入編)-地方の人口流出は阻止されるのか-
- 「多子化する東京都」-少子化データを読む-大都会型子ども政策に、エリア少子化政策を重ねる危険性(1)
- データで知る、「本当の少子化」の震源地-47都道府県 子ども人口の推移(1)~子ども人口シリーズ 戦後65年・超長期でみた真の勝ち組エリアとは?
03-3512-1878
新着記事
-
2026年01月16日
つながらない権利と人的資本経営-勤務時間外連絡をめぐる境界管理の制度設計 -
2026年01月16日
「ナイトタイムエコノミー」×「公共性」-消費の交差点(12) -
2026年01月16日
GDP統計の基準改定で何が変わったのか-日本経済の姿を再点検する -
2026年01月15日
保険料の引上げをやめるために、既存受給者も含めて給付を抑制-2025年 年金改革の背景・意義・課題 (3) 現在の年金財政の基本的な仕組み -
2026年01月15日
企業物価指数2025年12月~国内企業物価の前年比上昇率は緩やかに鈍化へ~
お知らせ
-
2025年12月16日
News Release
令和7年度 住宅ストック維持・向上促進事業「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」に関するシンポジウムの開催
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
【強まる「女性」東京一極集中(2)~転出男女アンバランス 都道府県ランキング-高まる地方男性の未婚化環境-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
強まる「女性」東京一極集中(2)~転出男女アンバランス 都道府県ランキング-高まる地方男性の未婚化環境-のレポート Topへ











