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インド経済の見通し~成長率は20年1-3月に底打ちするも、低空飛行が続く見通し(2019年度+5.1%、2020年度+5.7%)

経済研究部 准主任研究員 斉藤 誠
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- インド経済は10-12月期の成長率が+4.7%となり、2013年以来の低成長を記録した。
- 10-12月期は引き続き公的部門が景気を下支える一方、製造業や建設業を中心とする民間企業の投資が減退、輸出が低迷、消費も伸び悩んだ。政府は8-9月に景気刺激策を打ち出しているが、昨年から続く景気減速を食い止めるには至らなかった。
- 当面は内外需が停滞し、19年度が+5.1%成長と、18年度の+6.8%成長から大きく減速するだろうが、20年度は農村部の需要回復や輸出の底入れ、政府と中銀の景気下支え策の効果発現などにより+5.7%成長まで回復すると予想する。
■目次
・経済概況:輸出・投資の低迷で3期連続の景気減速
・経済見通し:景気底打ち後、緩慢な回復ペースが続く見通し
・(為替の動向)ルピー弱含みが続く
・(物価の動向)春頃から農業生産が回復して食品インフレは静化
・(金融政策の動向)インフレ沈静化を機に追加利下げ実施へ
(2020年03月04日「基礎研レター」)

03-3512-1780
- 【職歴】
2008年 日本生命保険相互会社入社
2012年 ニッセイ基礎研究所へ
2014年 アジア新興国の経済調査を担当
2018年8月より現職
斉藤 誠のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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2025/09/22 | 東南アジア経済の見通し~輸出減速するも内需が下支え | 斉藤 誠 | Weekly エコノミスト・レター |
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