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2024年度生命保険決算の概要-利差益増により基礎利益は増加、国内債券は含み損だがほぼ問題なし
保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩
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※ 当レポートは、基礎研REPORT(冊子版)9月号[vol.342] に要約版を掲載しております。
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■要旨
2024年度の生命保険会社全41社の業績を概観する。利息配当金の増加により、利差益あるいは基礎利益は全体としては増加した。一方、国内金利の上昇により、国内債券はほぼ全社、含み損となっている。しかし、責任準備金等負債側の積立負担も経済価値ベースでは軽減していることを考慮すればほぼ問題はない。さらに他の有価証券含み益や各種準備金の積立もあるため、財務状況全般は引き続き良好と考えられる。
■目次
1――保険業績(全社)
2――大手中堅9社の収支状況
1|資産運用環境と有価証券含み益
2|基礎利益は大きく増加
3|うち利差益も増加
4|当期利益は増加~引き続き内部留保の割合は高いが、配当金額も増加
5|ソルベンシー・マージン比率~高水準を維持、一部の会社のESRも開示され、
大きな変動なし
3――かんぽ生命の状況
4――トピックス 国内債券の状況と今後の各社運用方針など
(2025年07月31日「基礎研レポート」)
03-3512-1833
- 【職歴】
1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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