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- ロシアの物価状況(23年2月)-前年比での伸び率低下が続く
2023年03月13日
1.結果の概要:前年比での低下が続く
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2 生鮮食品など季節的要因による影響を受ける品目や管理品目を除いた指数。
2.結果の詳細:足もと前週比のインフレ圧力は弱い
2月のロシアのインフレ率は前年比で10.99%となり1月の11.77%から若干低下した。
インフレ率を大分類別に見ると、食料品が前年比で22年4月のピーク(20.48%)からの下落が急速で1月は9.33%と1桁台まで低下した。また、財(非食料品)は22年3月のピーク(20.34%)から2月に11.22%まで低下した。一方、サービス価格はむしろ根強い上昇圧力があり、2月はやや下落したものの13.01%と高い水準にある。コア指数は前年比で2月は12.69%となり、22年4月(20.37%)をピークに減速しているが、伸び率は総合指数より高い。
前月比では、総合指数が2月に0.46%と6か月連続のプラスとなったが、伸び幅は1月から縮小した。コア指数も前月比0.13%と2か月連続のプラス成長となったが、伸び幅は縮小している(図表3)。
インフレ率を大分類別に見ると、食料品が前年比で22年4月のピーク(20.48%)からの下落が急速で1月は9.33%と1桁台まで低下した。また、財(非食料品)は22年3月のピーク(20.34%)から2月に11.22%まで低下した。一方、サービス価格はむしろ根強い上昇圧力があり、2月はやや下落したものの13.01%と高い水準にある。コア指数は前年比で2月は12.69%となり、22年4月(20.37%)をピークに減速しているが、伸び率は総合指数より高い。
前月比では、総合指数が2月に0.46%と6か月連続のプラスとなったが、伸び幅は1月から縮小した。コア指数も前月比0.13%と2か月連続のプラス成長となったが、伸び幅は縮小している(図表3)。
別途、ロシア連邦統計局が公表している週次のインフレ率(消費者物価上昇率)を見ると、前週比上昇では、22年11月中旬以降、23年2月上旬まで0.1%台~0.2%台で推移してきたが、2月に入ると伸び率の鈍化が進み、2月下旬の2月27日までの前週比では、22年9月以来となるマイナスを記録した。直近の3月6日までの前週比でも伸び率は横ばいであり、インフレ圧力は弱い(図表4)。
3 大分類である食料品、財(非食料品)、サービスをそれぞれ細目別に分類したもの(中分類)のうち、統計局のウェブサイトで公表しているものを記載。
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経歴
- 【職歴】
2002年 東京工業大学入学(理学部)
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
(2023年03月13日「経済・金融フラッシュ」)
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