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- 中国の生命保険市場(2018年版)基礎データ【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(41)
2020年02月18日
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■要旨
■目次
1-市場概況
2-商品構成
3-販売チャネル構成
4-保険金・給付金、解約払戻金等の支払いの状況
5-主要な保険会社の業績状況
6-資産運用状況
7-収支状況
8-保険の地域別普及状況〔生損保合計〕
9-世界における中国生命保険市場の位置づけ
- 2018年の中国生保市場は、市場の健全化の影響が大きくはたらいた。
収入保険料は前年比1.9%増の2兆7,247億元となった。日本円ではおよそ43兆円規模となる。
- 生保市場における商品構成や販売チャネルにもその健全化策の影響がでている。
銀行窓販を中心とする一時払いの新契約は減少し、商品としては平準払い契約で、貯蓄性を重視した有配当保険が増加した。一方、医療問題などの社会的な背景からは医療保険の販売も増加した。
- 大手生保3社は中国人寿、平安人寿、太平洋人寿であった。
特に平安人寿については、2014年に事業戦略の1つに加えたフィンテック戦略が奏功しており、市場の占有率が首位の中国人寿に肉薄しつつある。
- 世界における中国生保市場の位置づけとしては、米国、日本についで3位となった。人口規模や地域の経済格差から保険の普及度合いは世界平均に達しておらず、今後の成長余地は大きいといえる。しかし、プラットフォーマーによる民間保障分野への参入も急速に進んでおり、その影響が注目されている。
■目次
1-市場概況
2-商品構成
3-販売チャネル構成
4-保険金・給付金、解約払戻金等の支払いの状況
5-主要な保険会社の業績状況
6-資産運用状況
7-収支状況
8-保険の地域別普及状況〔生損保合計〕
9-世界における中国生命保険市場の位置づけ
(2020年02月18日「保険・年金フォーカス」)
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経歴
- 【職歴】
2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
(2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了、博士(学術)) 【社外委員等】
・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
(2019~2020年度・2023年度~)
・金融庁 中国金融研究会委員(2024年度~)
・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
・千葉大学客員教授(2024年度~)
・千葉大学客員准教授(2023年度) 【加入団体等】
日本保険学会、社会政策学会、他
【書籍】
第15回日本保険学会賞 受賞 『十四億人の安寧-デジタル国家中国の社会保障戦略』
片山 ゆきのレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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