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- 2010年4-6月期の実質GDP~前期比0.8%(年率3.4%)を予測
2010年07月30日
- 8/16に内閣府から公表される2010年4-6月期の実質GDPは、前期比0.8%(前期比年率3.4%)と5四半期連続のプラス成長になったと推計される。
- 政策効果一巡に伴い民間消費が前期比▲0.1%と5四半期ぶりに減少したことなどから、国内需要は前期比横ばいにとどまったが、外需が引き続き成長率を大きく押し上げたため、1%以下とされる潜在成長率を大きく上回る成長を確保したものとみられる。実質GDP成長率への寄与度は、国内需要が0.0%(うち民需0.0%、公需0.0%)、外需が0.8%と予測する。
- 2009年度後半は内外需揃った高成長となったが、2010年4-6月期は外需中心の成長に逆戻りする形となった。ただし、輸出回復の恩恵が国内部門に徐々に波及するという流れ自体は継続していると考えられる。自律回復までにはかなりの時間を要するものの、企業部門を中心に回復の動きが今後明確化していく可能性が高い。
- 名目GDPは前期比▲0.3%(前期比年率▲1.3%)と3四半期ぶりの減少を予測する。GDPデフレーターは前年比では▲2.2%と1-3月期の▲2.8%から下落幅が縮小するが、前期比では1-3月期の0.1%から▲1.1%へとマイナスに転じるだろう。
(2010年07月30日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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