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- 8月日銀決定会合:デフレスパイラルのリスクがあるとは考えていない
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■見出し
・景気現状判断据え置き、下振れリスク高いとの慎重なスタンスは変わらず
・デフレスパイラルのリスクがあるとは考えていない
■introduction
日銀は11日の金融政策決定会合で、景気の現状認識を前回7月の「下げ止まっている」のまま据え置いた。日銀は先月7月まで3カ月連続で現状判断を上方修正させてきていた。生産や輸出などは回復が続いているが、雇用所得環境の悪化が鮮明となっており、判断据え置きとなったようだ。
先行きについては、「09年度後半以降、わが国経済は持ち直していく」というのを基本シナリオとしながらも、景気の下振れリスクが高いとの慎重なスタンスを維持している。
大幅に在庫調整が進み、さらに国内外で政策効果が出始めていて、それにより景気が持ち直しているが、その持続性については不確実性が高いとの判断だ。海外の金融システム不安の再燃、国内でも選挙後の政策運営、政府によるエコカー減税や家電エコポイントが継続・打ち切りされるのかなど不確定要素を見極めながら先行きの判断を行なうスタンスは当面続きそうだ。
(2009年08月11日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
矢嶋 康次のレポート
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