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金融政策・市場の動き(8月)~株式市場は再びマクロ注目:雇用悪化に歯止め⇒売上増のシナリオが描けるか
総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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- 日米ともに株価が底堅い動きを続けている。企業決算というミクロから今後は再び各国のマクロに注目が集まる。7-9月以降、企業の売上が伸びるのかが最大のポイントで各国の雇用所得環境の先行きに対して市場がどういうシナリオを描くのか注目だ。
- (日銀金融政策)日銀は10-11日に金融決定会合を開く。7月の決定会合で企業金融支援特別オペを年末まで延長することを決めたばかりで、今回は大きな政策を打ち出すことはないだろう。今回の決定会合の注目点は、物価に対するニュアンスが変更されるかどうか。
- (長期金利)長期金利は過度の悲観論が後退しているが、早期利上げ実施までにはかなりの距離もあり。1.3-1.5%の中での動きが当面続くと予想する。
- (為替)90円台前半から100円というボックス圏の中で推移が続くと読む。米国の巨額財政赤字、FRBの超低金利継続などドルの構造不均衡問題がドル高進行をおさえる一方で、日本も大幅な景気悪化には歯止めがかかったとはいえ積極的な円買い材料もなく、大きなトレンドはでにくい。
(2009年08月07日「Weekly エコノミスト・レター」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
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