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- 武藤副総裁講演(7/3)~短観結果は前向き評価
■見出し
・6月短観評価
・「中長期的な物価安定の理解」
・委員会制度のもとでの情報発信のあり方
■introduction
武藤副総裁の講演が7/3日に行われた(東京:JCIF国際金融セミナー)。筆者は久々に武藤副総裁の講演を拝聴した。今回は、(1)経済・物価情勢の現状と先行き・リスク、(2)日本銀行の金融政策運営、(3)委員会制度のもとでの情報発信のあり方について、がテーマであった。
(1)については、武藤副総裁の6/20日の講演内容に6月短観の評価が加わっていた。
・短観以外の内容・見解は、6/20日と同じ(展望レポートと直近の月報の内容)
(2)については、大枠は武藤副総裁の6/20日と同様。ただし「中長期的な物価安定の理解」、2つの柱、先行きの金融政策運営という枠組みがイメージしやすいような説明
(3)については、武藤副総裁が5/21日、日本金融学会「中央銀行の政策決定と委員会制度」で講演した一部を分かりやすく説明
といった内容であった。今回の追加情報は、日銀は6月短観の内容を「良好」と捉えたということだ。次回7月決定会合で行われる展望リポートの中間評価で、企業部門について短観は好材料として盛り込まれるだろう。
(2007年07月04日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
矢嶋 康次のレポート
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