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- 2003年度改定経済見通し:拡大するデフレの矛盾
2003年02月20日
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- 2002年初めころからの景気回復の動きは足踏み状態にある。2003年度の経済成長率は実質0.4%となるが、物価の下落基調が続き、名目成長率は▲1.2%と3年連続のマイナス成長となるだろう。 2002年度は実質では1.6%成長とマイナスを脱するが、名目では▲0.5%のマイナス成長を見込む。
- 原油価格の上昇が国内の物価を押上げることや、消費税率の引き上げにより日本経済が低迷を脱することはともに期待できない。今後日銀が量的金融緩和手段の多様化を図る可能性があるが、政府がデフレ脱却を金融政策にだけ依存している状況では、物価の下落を止めることは難しいだろう。
(2003年02月20日「Weekly エコノミスト・レター」)
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