- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米利上げ終息は時期尚早
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■intrduction
利上げ終息を織り込む米金融市場
米国経済は、連邦準備理事会(FRB)による昨年6月以降の6回にわたる金融引締めの効果から、景気が減速傾向に向かい、インフレ懸念が後退したとの見方が広がっている。
金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)は、6月、8月と連続して利上げを見送った。大統領選を控えた10月も追加利上げの見送りが予想されることから、株式市場では買い安心感が広がり、ダウ工業株30 種平均は4ヵ月ぶりに11,000ドル台を回復した。また米国債市場も、景気減速や政府による国債買い戻し(buybacks)を反映して上昇、10年債利回りは一時5.6%台をつけ、1年ぶりの低水準で推移している。
米金融市場では、FRB による年内の利上げ見送りでなく、利上げ自体が終了局面にあるとの判断もあり、今後の金融相場入りを見越した資金流入の動きが見られる。
(2000年10月01日「経済調査レポート」)
山田 剛史
山田 剛史のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2001/04/01 | 米国経済統計ウォッチ | 山田 剛史 | 経済調査レポート |
2001/03/01 | 米国経済中期見通し | 山田 剛史 | 経済調査レポート |
2001/02/25 | FRBの金融政策転換モデル | 山田 剛史 | 基礎研マンスリー |
2001/02/16 | 米国経済:真の生産性向上は99年から | 山田 剛史 | Weekly エコノミスト・レター |
新着記事
-
2025年04月21日
「都道府県人口減の未来図」-2024年都道府県20代人口流出率ランキング -
2025年04月18日
ECB政策理事会-トランプ関税を受け6会合連続の利下げ決定 -
2025年04月18日
トランプ関税へのアプローチ-日EUの相違点・共通点 -
2025年04月18日
金融セクターにおけるリスクと脆弱性(欧州 2025春)-ESAの合同報告書より。地政学的リスクとサイバーリスクに重点。 -
2025年04月18日
トランプ関税発の円高は止まるか?~マーケット・カルテ5月号
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【米利上げ終息は時期尚早】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米利上げ終息は時期尚早のレポート Topへ