1998年12月25日

GDP統計速報の精度を考える -より正確な景気判断に向けて-

経済研究部 専務理事   櫨(はじ) 浩一

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1.
四半期毎に発表される「国民所得統計速報」(GDP統計)は景気判断の最も重要な資料だが、発表が遅いなどの問題点が指摘されてきた。
2.
「国民所得統計速報」の精度を需要項目別に検討したところ、本来最も正確に情報の把握が可能であるはずの政府部門の精度の方がむしろ問題と考えられる。
3.
政府経済見通しを検討しても、本来政府の経済政策のアナウンスであるべき政府部門の見通しが民間の景気見通しを誤らせる原因となっている恐れがある。
4.
より正確な景気判断のためには、GDP統計をはじめ統計の精度向上が必要であるが、とりわけ政府部門の情報の改善余地が大きいと考えられる。

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経済研究部   専務理事

櫨(はじ) 浩一 (はじ こういち)

研究・専門分野
マクロ経済・経済政策

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