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英国におけるソルベンシーIIのレビューを巡る動向(その3)-英国政府が改革のヘッドラインを発表-
中村 亮一
英国は2020年2月1日にEUから離脱したが、2020年12月31日までは移行期間としてEU法が適用されてきた。これまでEU加盟国として、EUのソルベンシーII制度下にあった英国であるが、2021年からは、独自の新たな規制を構築していくことが可能になっている。
2021年9月の2回のレポートで、英国におけるソルベンシーIIのレビューを巡る動向について、英国がどのような問題意識を有して、どのようなプロセスで、ソルベンシーIIのレビューを進めようとしているのかについて、それまでの過去1年間の動きを追うことで報告した。
その後、いくつかの動きがあったが、2022年2月21日に、財務省の経済長官によるスピーチ及び英国政府のHPでの公表により、ソルベンシーII改革のヘッドラインを発表している。
今回のレポートでは、前回のレポート以降のABI(英国保険会社協会)による動きと今回の英国政府の改革について、その概要を報告する。
■目次
1―はじめに
2―PRAによる定量的影響調査(QIS)による影響-KPMGによるレポート
3―PRAによる定量的影響調査(QIS)による影響-WTWによるレポート
1|レポートの概要
2|ABIの公表内容
4―イングランド銀行総裁のスピーチ
5―財務省の経済長官によるスピーチ
1.今回の改革の目的・趣旨等について
2.改革の具体的内容
3.スピーチで言及されたものを含む、提案されたソルベンシーII改革の完全なリスト
6―ABIの反応
7―今後のスケジュール
8―まとめ
中村 亮一
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