- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 60歳を迎えて老後の生活資金を考える-お得な年金受取方法と資産運用とは何か-
60歳を迎えて老後の生活資金を考える-お得な年金受取方法と資産運用とは何か-

安孫子 佳弘
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
年金の受取り方と老後の資産運用をどうすべきかについて、会社員や公務員を主な対象に、基本的なことに関しての考え方について私見を述べていきたい。
まず、厚生年金や基礎年金をどう受け取るべきかについてだが、公的年金は投資ではなく、「老後の生活資金確保」が目的の保険であるため、できるだけ「繰り下げ」し、受給額を増やすべきだと思う。最大で42%も受給額が増える。
次に確定拠出年金は給与等の収入がある人は、是非とも加入すべき制度である。受け取り方としては退職所得控除額の範囲内で一時金を受け取るのも合理的だが、「老後の生活資金確保」目的で終身年金を選択することも検討に値する。
老後の資産運用については、投資の目的や自分の性格を踏まえ、自分で選択すべきだが、無理はしない方が良い。また、信頼できる取引先と取引し、騙されないことが大切である。
最後に「老後の生活資金確保」のために、50歳、60歳になってから心配しても、もう間に合わない可能性がある。20代、30代から無駄使いをせず、貯蓄に励み、資産運用についても基本的なことは勉強し、「老後の生活資金確保」の準備をすべきだと思う。
■目次
1――厚生年金や基礎年金をどう受け取るべきか
2――確定拠出年金(企業型、個人型)をどうするか
3――老後の資産運用をどうするか
(1)資産運用の目的や成果イメージを明確化すること
(2)騙されないこと
(3)強いて言うと、おすすめは高配当の株式系の商品
4――最後に20代、30代の働く人たちへ貯蓄および投資のお勧め
(2019年01月08日「基礎研レポート」)
このレポートの関連カテゴリ
安孫子 佳弘
安孫子 佳弘のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2022/01/14 | 投資リターンの正しい見方とは-プラスのリターンとマイナスのリターンは重みが違う | 安孫子 佳弘 | 研究員の眼 |
2021/09/10 | 上場会社にとってESGのGとは何か、目的は達成できているか-企業価値の向上を株式評価モデルで考える- | 安孫子 佳弘 | 基礎研レポート |
2019/09/24 | ファイナンスの世界での様々なファンタジー~精緻な理論の本当の実力~ | 安孫子 佳弘 | 研究員の眼 |
2019/08/26 | 外貨建て資産のパフォーマンス評価について-より良い投資選択をする方法- | 安孫子 佳弘 | 基礎研レポート |
新着記事
-
2025年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の12と予想、トランプ関税の影響度に注目 -
2025年03月19日
孤独・孤立対策の推進で必要な手立ては?-自治体は既存の資源や仕組みの活用を、多様な場づくりに向けて民間の役割も重要に -
2025年03月19日
マンションと大規模修繕(6)-中古マンション購入時には修繕・管理情報の確認・理解が大切に -
2025年03月19日
貿易統計25年2月-関税引き上げ前の駆け込みもあり、貿易収支(季節調整値)が黒字に -
2025年03月19日
米住宅着工・許可件数(25年2月)-着工件数(前月比)は悪天候から回復し、前月から大幅増加、市場予想も上回る
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【60歳を迎えて老後の生活資金を考える-お得な年金受取方法と資産運用とは何か-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
60歳を迎えて老後の生活資金を考える-お得な年金受取方法と資産運用とは何か-のレポート Topへ