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女性にまつわる変化といくつかの政策ギャップ-政策の主対象は既婚・子あり・正規雇用だが、未婚・非正規が増加
生活研究部 主任研究員 久我 尚子
■要旨
昨年、成長戦略で「女性の活躍」が掲げられてから、各所で女性の活躍を促進するための施策が議論されている。成長戦略や少子化対策などをみると、主な対象は既婚で子どものいる、正規雇用で働いている女性となっている。しかし、女性にまつわる様々な変化をみると、未婚化や少子化の進行、また、若年層を中心に非正規雇用者が増加しており、近年、政策の主対象ではない層が増加している。また、未婚化の背景には少子化があるにも関わらず、少子化対策をみると未婚化に関連するものはごく一部である。さらに、既婚で子どものいる夫婦であっても雇用形態によって恩恵を受けられる政策には差があり、不公平感の是正も必要である。政策によって、さらなる格差を生み出すことはあってはならないため、より踏み込んだ追加対策を講じる必要がある。

03-3512-1878
(2014年04月01日「基礎研レポート」)
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