- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 小売業は前年比▲2.6%と3ヵ月ぶりに悪化~商業販売統計11年8月
■見出し
・小売業は前年比▲2.6%と3ヵ月ぶりに悪化
・百貨店、コンビニともに東北では復興需要から、大幅増加が続く
■introduction
9月29日に経済産業省から公表された11年8月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲2.6%の10兆9480億円と、3ヵ月ぶりに減少した。季節調整済前月比でも▲1.7%と、2ヵ月連続して減少した。
物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比▲2.4%と4ヵ月ぶりに減少した。
業種別では、飲食料品小売業(前年比1.2%)や、燃料小売業(同3.2%)が引き続き前年比で増加したものの、機械器具小売業が、6月、7月にテレビの駆け込み需要やエアコン、扇風機などの暑さ対策品が好調に推移し2ヵ月連続で高い伸び(6月:前年比15.0%、7月:同10.0%)となった反動から、前年比▲19.3%と、大幅に減少した。一方、自動車小売業は、前年比▲18.8%の減少となったものの、サプライチェーンの復旧が続いていることを背景に、4月の同▲37.8%を底に持ち直しの動きを続けている。
寄与度別では、飲食料品小売業が販売額全体を0.4%、燃料小売業が0.3%押し上げたものの、自動車小売業が▲2.3%、機械器具小売業が▲1.2%と大きく押し下げた。
このレポートの関連カテゴリ
桑畠 滋
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年03月03日
インド経済の見通し~制限緩和と感染改善を受けて3期ぶりのプラス成長、今後はワクチン普及につれて景気回復が安定的に(2020年度▲7.4%、2021年度+10.1%) -
2021年03月03日
コロナ禍におけるアイドルの握手会の変化 -
2021年03月03日
20年を迎えた介護保険の再考(22)感染症対策や災害対策-新型コロナ禍や豪雨で課題浮き彫りに、2021年度改定で焦点に -
2021年03月03日
受託者責任とステークホルダーの理解 -
2021年03月03日
年金資産の期首・期末残高調整表から読み解く年金資産運用
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【小売業は前年比▲2.6%と3ヵ月ぶりに悪化~商業販売統計11年8月】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
小売業は前年比▲2.6%と3ヵ月ぶりに悪化~商業販売統計11年8月のレポート Topへ