- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 中国経済 >
- 中国の8月工業生産:工業生産は2ヵ月連続の伸び鈍化
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・工業生産は2ヵ月連続の伸び鈍化
・商用車の大幅減産には一旦は歯止め
■introduction
中国国家統計局が発表した8月の工業生産(付加価値ベース、本業の年間売上高が2000万元以上の工業企業)は前年同月比13.5%増と、7月の同14.0%増を0.5ポイント下回り、2ヵ月連続の伸び鈍化となった(図表-1)。
企業分類別にみると、国有及び国有持株企業が同9.4%増で前月と比べて0.1ポイント低下、株式制企業が同15.5%増で前月と比べて0.3ポイント低下、外資系企業が同10.0%増で前月と比べて0.6ポイント低下と、全般的に鈍化傾向を示した。
業種別にみると(図表-2)、今春には東日本大震災の影響で伸びが1桁まで減速した交通運輸設備製造が前年同月比12.4%増、化学繊維製造が同14.1%増と伸びを高め、衣類・靴・帽子製造も高位の伸びを維持したものの、食品製造が同14.1%増と2.5ポイント低下、電力エネルギー生産供給が同7.7%増と1桁の伸びに落ち込むなど不調な業種も多く、全体の伸びは鈍化した。
(2011年09月14日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
三尾 幸吉郎
三尾 幸吉郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/12/16 | 図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/07/30 | 図表でみる世界の人口ピラミッド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/04/05 | 不動産バブルの日中比較と中国経済の展望 | 三尾 幸吉郎 | 基礎研マンスリー |
2024/03/11 | Comparison of Real Estate Bubbles in China and Japan, and Prospects for the Chinese Economy | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レポート |
新着記事
-
2025年03月26日
語られる空き家、照らされる人生-物語がもたらす価値の連鎖- -
2025年03月26日
決済デジタル化は経済成長につながったのか-デジタル決済がもたらす新たな競争環境と需要創出への道筋 -
2025年03月26日
インバウンド市場の現状と展望~コスパ重視の旅行トレンドを背景に高まる日本の観光競争力 -
2025年03月25日
ますます拡大する日本の死亡保障不足-「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>」より- -
2025年03月25日
米国で広がる“出社義務化”の動きと日本企業の針路~人的資本経営の視点から~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【中国の8月工業生産:工業生産は2ヵ月連続の伸び鈍化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
中国の8月工業生産:工業生産は2ヵ月連続の伸び鈍化のレポート Topへ