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- 商業販売統計10年11月~薄型テレビの駆け込み需要から機械器具小売業は急増
■見出し
・薄型テレビなどの駆け込み需要から機械器具小売業は前年比46.1%と大幅増加
・百貨店、スーパーともに持ち直しの動きが鮮明に
■introduction
12月28日に経済産業省から公表された10年11月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比1.3%の11兆1780億円と、前月(▲同0.2%)から一転、増加した。季節調整済前月比では1.9%と3ヵ月ぶりに増加した。
物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比0.2%の増加となった。生鮮商品の大幅上昇などにより物価(電力・都市ガス・水道を除く財)が前月に続いてプラスとなったことから2ヵ月続けて名目の伸びが実質を上回った。
業種別では、エコポイント制度の付与ポイントが12月から半減されることを受けて、薄型テレビなどで駆け込み需要が発生したことから、機械器具小売業が前年比46.1%(10月:同17.9%)と高い伸びとなった。一方、自動車小売業は、9月で終了したエコカー補助金の反動減の影響が響き、前年比▲26.6%と前月(同▲23.9%)に続いて大幅減少となった。寄与度別では、自動車小売業が▲3.5%と、小売業販売額を大きく押し下げたものの、機械器具小売業が2.7%、燃料小売業が0.9%押し上げた。
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桑畠 滋
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