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- 10月日銀決定会合:CP・社債の買入れ「政策に支えられている面は後退」
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■見出し
・CP・社債の買入れ「政策に支えられている面は後退」
・景気判断 : 2ヶ月連続で上方修正
■introduction
白川総裁は14日の決定会合後の定例会見で、12月末に期限を迎えるCPや社債の買い入れなどの企業金融支援策について「それぞれの効果や必要性をできるだけ包括的に点検したうえで、次回以降の適切なタイミングでとりまとめて判断する」と述べ、今回打ち切り表明とはならなかった。
白川総裁は、CPや社債買入れについて「政策に支えられている面は後退している」と年末の打ち切りを検討する意向を表明している。
ただし、審議委員の中で意見が割れるのが企業金融支援特別オペ。これについて白川総裁は「特定資産の市場取引に歪み」という副作用を指摘し、「共通担保資金供給オペとの差は小さい」と述べている。しかし、年度末に向けての企業の資金繰りを万全にするべきだとの意見も多いことから、CP、社債の買い入れについての廃止のトーンと強弱がでているようだ。
(2009年10月15日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
矢嶋 康次のレポート
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