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- 上半期の中国経済:10.4%成長に鈍化、下半期も減速は続く
■見出し
・成長率は鈍化、インフレ率は高止まり
・困難さ増す政策運営、下半期も減速傾向は続く
■introduction
7月17日に中国国家統計局が公表した今年上半期の経済実績では07年をピークとする成長鈍化とインフレ加速が確認された。成長鈍化の主因は、輸出環境悪化と貿易政策の見直しによる純輸出の寄与の低下にあり、内需の旺盛な伸びは続いた。
下半期は、純輸出の成長への寄与がマイナスに転じる可能性が高く、内需は拡大が続くものの、一層の盛り上がりは期待しづらい。政策面では、オーバーキルのリスクにも配慮しながら、金融引き締めの度合い、人民元調整のテンポ、財政によるサポートの組み合わせ方を変えて行くことになるだろう。景気減速は下半期も続き、2008年の年間の成長率は9.8%と6年ぶりに1桁台になりそうだ。インフレは伸び率自体鈍化するが、より広い範囲に及ぶことになりそうだ。
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