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- 米1月ISM指数は、非製造業が大幅下落
■見出し
・製造業指数が持ち直す一方、非製造業指数は記録的な大幅下落
・製造業指数の内訳では、生産・輸出指数が回復:各指数の内訳
・非製造業の各指数では、新規受注・雇用の低下が大
■introduction
企業のセンチメントを示すISM(米供給管理協会)指数は、2月1日発表の1月製造業指数(PMI)が50.7(12月は48.4)と7ヵ月ぶりの上昇となり、市場予想の47.3を上回った。同指数は12月に、製造業の拡大・縮小の分かれ目とされる50を下回り、2003年4月以来の低水準に下落したものの、再び50台を回復した。
一方、5日に発表された1月のISM非製造業事業活動指数は41.9と12月(54.4)から急落、市場予想(53.0)を大きく下回り、テロ事件直後の2001年10月(40.5)以来7年3ヵ月ぶりの低水準となった。また、2003年3月以来4年10ヵ月ぶりの50割れとなる。1月指数では、事業活動が低下したと回答した業種が42%と12月の22%からほぼ倍増しており、住宅不況とエネルギーコストの上昇に加え、サブプライム問題の拡大による信用不安、株価の急落、等からの実体経済への影響が拡大してきたことを窺わせる。
なお、非製造業指数の予想外の大幅な低下によるリセッションへの警戒の高まりで、同指数の発表当日の株式市場(NYダウ30)は、前日比▲370.3ドル(▲2.9%)の急落となった。
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土肥原 晋
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